SEA CHANGE/BECK
1 THE GOLDEN AGE 
2 PAPER TIGER 
3 GUESS I’M DOING FINE 
4 LONESOME TEARS 
5 LOST CAUSE
6 END OF THE DAY 
7 IT’S ALL IN YOUR MIND 
8 ROUND THE BEND 
9 ALREADY DEAD 
10 SUNDAY SUN 
11 LITTLE ONE 
12 SIDE OF THE ROAD
現在を代表するロック/フォークのミュージシャンのベックの作品である。自分は、今年出たCDでこれを一番に推すことにしている。フォークをベースに、いろんな音楽をミックスしてきた彼は昔のブルースを生かしたり、ソウルを生かしたりで常に新しい音を作り出してきた。前作のMIDNITE VULTURESでもソウルなどの音楽を生かした音を作っていたが、今回はじっくりとフォークに向き合っている。フォークというかアコースティックといったほうがいいかもしれない。70年代のニールヤング、ニックドレイクなどといった純正なフォークミュージシャンへの彼からの回答である。とにかく、穏やかな感じがしているし、生き方までじっくりみているんじゃないかという落ち着きを感じられる。といって、少しも古い感じがしない。どの曲を聞いてもすごいのである。プロデュースは、レイディオヘッド作品で知られるナイジェル ゴドリッチである。また、ジェリーフィッシュにいたロジャーマニングも参加している。
 これからもずっと残って行くことができる作品だと思う。

LONESOME TEARS
最初からストリングの洪水である。圧倒的な世界の中、彼の朴訥とした声が切々と歌い上げる。涙が出そうなくらいの感動的な曲です。
ROUND THE BEND
大好きなニックドレイク風の曲で、まるで彼が生きているかのようである。ニックドレイクの音に特徴的に使われていたストリングのように陰鬱に曲が続いていく。でも、決して彼の真似なんかじゃない。ベックそのものの曲になっている。
(2002年11月4日)